城山の北側のふもとに三杜神社がある。
創建(泳延2年=988年説がある)以来酒解(さかとけ)神社と称したが、明治維新後、三社を祭る意から、「三社神社」と改称した。
祭神は、梅宮大社(現京都市右京区)の四座の中の酒解神(大山祇神=おおやまつみのかみ)、大若子神(瓊瓊杵尊=ににぎのみこと)、小若子神(火火出見尊=ほほでみのみこと)の三神である。
他の一座は酒解子神(木花咲耶姫命=このはなさくやひめのみこと)で、小安町内にある「地蔵院」の御本尊(子安観世音)となっている。
近世初期は槙山城主長谷川秀一の祈願所として崇敬された。