花山行事


毎年5月5日、区内の男児がそれぞれ花山を持ち、登知為神社から村内を一周する行事で、乳幼児も親に抱かれて参加する。
花山とは、青竹を槍になぞらえ、上方に藁を巻き、季節の花をさし飾ったものである。
先頭、中央、後尾は役男といい、年齢順に選ばれる。役男は、花の編笠をかぶり、腰に刀を差し、右手に指揮棒を持つ。役男の「花山権現」の音頭に合わせて一同も「花山権現」と唱和して、行列を進める。
境内で行事が終わると、持ち物を壊し、紐や笠を社前の杉の枝に投げ上げて引っ掛ける。
役男になると青年扱いとなり、翌年から行事に参加しない。